TaiCoのオタこブログ

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【劇場版銀魂THE FINALネタバレ・感想】ありがとう銀魂。

このブログに興味を持ってくださり、ありがとうございます。

自称:アニメ漫画リストのTaiCoです

初めてのブログなため、至らないことも多いと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

長く続いた作品が終わる。それはオタクにとっては、ひとつの時代が終わるのと同じ意味を持つ、と私は思っています。

物事は終わってこそ美しい。と言いますが、あまりにも長く当たり前に身近にあった作品が終わりを迎えるのを実感すると、そこにはどうしようもない寂しさが生まれてしまうものですよね。

 

突然何を言い出すんだとお思いの方も多いと思いますが、ついに私にとって大切な作品の一つであった、最高の漫画がついに完結。

多くのファンを生み出し、平成から令和を駆け抜けたいちごミルク臭い侍とその仲間たちの、魂をかけた大喧嘩が終焉を迎えました。

 

銀魂

 

最高の漫画であることは、皆様も周知の事実だと思います。

タイトル通り最後の劇場版になるであろう、大喧嘩してきた感想をブログに認めようと思っています。個人的思い入れの深い作品なため熱量増し増しで綴らせていただきたいと思っていますので、お付き合いいただけたら幸いです。

 

銀魂は皆様もご存知の通り平成のジャンプを代表する作品といっても、過言ではありません。私も例に漏れず、銀魂と共に成長した世代です。

 

銀魂ONE PIECENARUTOBLEACHアイシールド21

 

まだ子供だった私はこれらの偉大な作品たちと共に成長しました。

上記作品の中では、もうONE PIECEしか連載はされていませんが(BORUTOは例外として)、思い入れの強い作品たちの中で銀魂という作品は、異彩を放つ作品だというのが当時の私の感想でした。

子供がみるゴールデンタイムのアニメで主人公が堂々とだらけ、ソファに横になってお尻を掻き、ヒロインは平気でゲロインになる。

ギャグとグダグダのオンパレードで真面目な顔しておふざけをしまくり、その疾走感が楽しくて癖になる。そしてなんてことない顔をして困っている人を命懸けで助けてしまう。気負いなく当たり前に人を助けるのに、時に偽悪的な態度で周囲を突き放して1人で危険な状況に臨もうとする。でも、みんなもそれを分かっていて、「馬鹿だな、銀さん。格好つけんなよ」と笑って当たり前のようについて行く。

お互いがお互いを理解していて、その絆は強く、犬猿の仲である真撰組でさえ、銀さんの行動に確固たる確信を持って、有事の時には手を貸し、足を貸し、ゴリラを生贄にする。

 

銀魂には人間関係の最高の形が詰まっている

 

今回の映画は、その全てを形にしてくれていました。

そばに居なくてもお互いを思い、そばに居なくても相手にとってより良い状況を作り出せるように動く。個々がひとつのものを信じ、1人として疑うことなく己の全力で駆け抜ける。

悪童3人組が互いを守りながら走る姿は、攘夷戦争の時のようでもやっぱりあの時とは違う。苦しみを噛み締めて立ち上がったのは同じなのに、3人はそれぞれ違う方向を向いて歩き出した。

1人は大切な師を殺し、ずっと追い掛けてきた男の魂を傷つけた世界を破壊するために。

1人は師や友と共に歩きたかった侍の国を取り戻すために。

1人は師と交わした約束を胸に、己の武士道を貫くために。

 

それでも、3人の行く先はやっぱり同じだったんだ。3人がターミナルを駆ける姿を見て胸が熱くなりました。

高杉くんが、銀ちゃんが、ヅラがそれぞれを思う気持ちは、表面上に出してなくても決してあの頃と変わってなかったんだ、と改めて実感して目頭が熱くならざるを得ない・・・。

笑いあり、涙ありなのは銀魂の十八番ですが今回は特に凄かった。

そもそも初っ端からハンパ無かったですね。まさか始まりからシルバーボールとは思いもしなかった・・・見る者の意表を突く。流石は銀魂

シアター中が笑いに包まれていましたもの、銀魂ファンの一蓮托生(言い過ぎ)具合にほっこりしました。

 

剣を交えた数だけ、お酒を呑みかわして欲しかった。

銀ちゃんの表情の些細な変化。高杉くんの言葉以上にその思いを語る眼差し。

彼の残るたったひとつの瞳が閉じる時、最期に見た銀ちゃんはいつも高杉くんが追い、いつか越えたいと願っていた男の姿だったはずです。

高杉くんはやっと、左目を喪った時から離れなかった銀ちゃんの姿を昇華することができたのではないかな、と思いました。

あの戦いの最期は、決して悲しいだけのものでは無かった。

心に罪の意識と、世界への憎しみを抱いた男は報われ、誰よりも憧れた男に見送られたのですから。

悲しくて切ない。でも、私の都合の良い脳味噌には存在しない記憶(未来Vre)が突如流れ込んできました。

 

地獄の特等席で朧兄さんと地獄を高みの見物しながら、遅れてやって来た銀ちゃんとヅラと辰馬を出迎える。そしてお酒飲みながら馬鹿騒ぎして大笑いしている姿が・・・

 

同じ映像が見えた方がいらっしゃるかもしれません・・・。

悲しいだけでは終わらせない。それも全て踏まえた上で、未来を見つめる。

父は苦難を乗り越えて成長した小鬼が作った家族を誇らしげに見つめたあの表情の中に、悲しみなんて見えませんでした。

彼らはきっといつまでも、がむしゃらに生きる銀ちゃんたちを見守り、待っていてくれるんだ、とそんな満ち足りた心で全てを見届けることが出来ました。

 

最後まで銀魂をアニメ化し、劇場版にしてくれたことに本当に感謝しかありません。

 

銀魂は常に皆の味方でいてくれた作品だと思います。少なくとも、私にとってはそうでした。

子供の時に見ていた時は、幼心に「吹っ切れた漫画だな」と思ったものでした。子供は不思議なほど下ネタが好きですが、私も例に漏れず大好きでテレビにかじりついて見たものです。

ですが子供から段々と大人になっていく過程で、辛いこと、苦しいことが増えていく。誰にも言えず、1人で悩むことが誰しも経験があると思います。

明日が来なければいいのに、と思うほど落ち込んだ時でも銀魂を読むと、気づけば笑顔が浮かんでいました。どんなに苦しくても、銀ちゃんやかぶき町の皆が大真面目にふざけて下ネタ炸裂させ、暴れ回る姿を見ていると心が軽くなりました。

銀魂とという作品にどれほど救われたか分かりません。

銀魂に出会えて本当によかった。終わってしまうのは寂しいけれど、銀八先生にも会えて感無量でした。

 

 

今まで、たくさんの感動と大爆笑をありがとう!!

 

銀魂最高!!銀魂for ever!!

 

 

 

あ、全然今からでもやっぱり終わる終わる詐欺でした!!って言うオチは大歓迎でスルメイカ!!

 

長々と最後までブログを読んでいただきありがとうございましタコ坊主!!