【呪術廻戦 用語解説 微ネタバレあり】呪術③〜御三家「禪院家」と「相伝術式」〜十種影法術と式神をサクッと解説
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自称:アニメ漫画リストのTaiCoです。
本日は前回の記事に引き続き、御三家「禪院家」とその相伝術式を解説していきたいと思います。
ちなみにおさらいですが、相伝術式とは引き継げたらラッキーな秘伝のタレです。
↓なんのこっちゃ?と思ってくださった方は前回の記事を読んでいただけると嬉しいです↓
【呪術廻戦 用語解説】呪術②〜御三家「五条家」と「相伝術式」〜無下限術式と六眼をサクッと解説 - TaiCoのオタこブログ
禪院家
「禪院家」間違え易いですが、字は難しい方の“禪“。スマホの変換で探すのが困難な字です・・・。
第26代当主は禪院直毘人(ぜんいん なおびと)。
見た目はNARUTOの雷影様に似ています。
アニメでは真希さんと真依さんの過去の回想でチラリと登場していました。
齢71才ですがお年を感じさせないゴリゴリの武闘派。
全く関係ないですが鬼滅といい呪術廻戦といい、キャラの名前の漢字がムズ過ぎじゃないですか(独り言です)
ちなみに禪院家は御三家の中で一番登場人物が多い。
美人双子姉妹の禪院真希さん、禪院真依さん。
この2人は当主である禪院直毘人の姪っ子ちゃん。なので所謂、宗家の血筋。
そしてアニメで登場していない(禪院)伏黒甚爾さん、伏黒恵くん親子。甚爾さんが伏黒家に婿入りした為、苗字は違いますがれっきとした禪院家の分家の血筋です。
前回の解説で、御三家は呪術至上主義と紹介しましたが、それはたとえ宗家の血筋を引く者たちに対してでも同じこと。
呪力に劣り、術式を持たない真希さん。呪力は持っているけど強い術式を持たない真依さんは酷く差別され、やはり双子は凶兆の証!!的なことを言われて冷遇されていました。
双子が災いとか、どんだけ古い考えなのー・・・と思わなくもないですが、それだけ御三家の方針、考え方は長い歴史を経てもなお、変わることなく引き継がれているということですから、ある意味すごいことですかね。
その古い御家のやり方が嫌で、真希さんはセルフ勘当中というわけです。
どの御家も呪術に対して並々ならぬ執念を燃やしていますが、この禪院家もその考えが強いです。
なにせ「禪院家に非ずんば呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」という格言を持ち、強力な術式を持つ呪術師を取り込みながら長い歴史の中で地位を獲得してきた一族です。
だからこそその分、相伝術式を継がない人、呪力・術式に劣る人たちは良い扱いを受けないのです。
呪力・術式
相伝術式
「十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)」。
その名の通り、自分の影を媒体にして十種類の式神を召喚する術式。
この術式を継いでいるのが、分家出身のしかも呪力・術式を持たない(禪院)伏黒甚爾さんの息子である伏黒恵くんでした。皮肉というかなんというか・・・。
喉から手が出るほどこの術式を継いだ呪術師が欲しいところ。
現在伏黒くん以外の禪院家の人でこの術式を使用している人は登場していません。
だからたとえそれが分家の血筋で、しかも出来損ない(甚爾さん)の子供だとしても、呪力・術式が全ての禪院家はどんな手を使ってでも総出で伏黒くんを取り込まんと暗躍しそうです。
が、そこは五条先生が後ろ盾となり、何かしらの妨害をしている模様。
呪術界の要である五条悟が目にかけている相手に、いかな御三家の禪院家でも簡単には手を出せないということです。伏黒くん自身も、禪院家に全く興味が無い様子ですしね。
呪術廻戦では五条先生の無下限術式が多く取り上げられていますが、十種影法術もかなりヤバめな術式と言えます。その理由が二つありまして、一つ目は呪いの王「両面宿儺」がこの術式の使い手である伏黒くんに興味深々で狙っているから。
そして二つ目の理由としては、江戸時代に禪院家の相伝術式使い(十種影法術)と五条家の相伝術式使い(無下限術式+六眼持ち)の両家当主が、それぞれ御前試合で戦って相打ちになっているという過去もあるため、この十種影法術が強力な術式であると言える裏付けになります。
前回のブログで詳しく説明していますが、無下限術式はいわばオートバリアのようなもの。しかも六眼持ちということは五条先生と同じような人が江戸時代に居て、その“最強”と相打ちになれるだけのポテンシャルが、この「十種影法術」にはあるという事に他なりません。勿論、術者のセンスと努力によるところも大きいでしょうが、伏黒くんは15歳で2級術師になれる程の天才児ですから、今後の成長に期待大。
ちなみにこの“当主相打ち“という過去から、五条家と禪院家は未だに仲が悪いそう・・・。特に現当主 禪院直毘人は五条先生をひいては五条家を毛嫌いしている様子。
歴史が長い分、その確執も根深いという事ですね・・・。
アニメでも最初から登場している式神たちですが、さらりと紹介します。
玉犬(白・黒)
犬の姿をしたこの式神は、一番最初に術者に与えられる式神。この玉犬2体以外は調伏の儀というものを行い、術者が式神を調伏ーーつまり自分の元に従えさせる必要があります。
玉犬は敏捷性が高く、呪力感知や探索能力にも優れてる為、本編でも多く登場します。
ちなみに式神は完全に破壊されると二度と召喚することは出来なくなります。
ですが破壊された式神の術式と力は、他の式神に引き継がれるのです。
その良い例が次に紹介する式神です。
渾(こん)
この式神は少年院で破壊された玉犬白の力を引き継いで、玉犬黒がパワーアップした式神。その力は、特級呪霊の花御に傷をつけるほどのパワーとスピードでした。
鵺(ぬえ)
見た目はお面をした大きな鳥。式神の中でも万能のイメージで、玉犬と並んでよく召喚されています。大きな鳥なので、人を運んで飛ぶことも可能。電気を纏って体当たりしたり、翼での攻撃、防御など攻守に渡ってバランスが良い式神。
蝦蟇(がま)
巨大な蛙。伸びる舌での攻撃、拘束。また、体内に人を飲み込んで匿いながら移動することも可能。
大蛇(おろち)
見た目は名前の通り、巨大な蛇。呪霊に鋭い牙で噛みついて攻撃します。宿儺を一瞬だけではありますが、巨大な口で捕らえることが出来ました。が、即座に破壊されてしまいました。今のところ大蛇の力を引き継いだ式神は登場していません。
満象(ばんしょう)
見た目は完全に象さん。
交流戦で登場し、鼻から大量の水を放出し攻撃。大きな式神ゆえ、この満象を召喚するときは他の式神は使用不可能になるそう。
次の式神は少し特殊。
不知井底(せいていしらず)
ふりがなが無かったら絶対読めない漢字のこの式神は、翼の生えた蛙の姿をしています。
何が特殊なのかと言うと先程紹介した「蝦蟇」と「鵺」二つの能力を掛け合わせた式神です。生得術式を独自のアイディアで応用し、術式の幅を拡張させた拡張術式で、伏黒くんのオリジナルの式神。いくら破壊されても再度召喚出来る。その代わりに弱い。
舌を伸ばして相手を拘束したり、相手の不意を突くための陽動作戦要員として使われています。
現在アニメに登場している式神は以上となります。
未だ全ての式神が登場しているわけではないので、今後どのような式神が登場するのか楽しみです。
というわけで御三家「禪院家」とその「相伝術式」の解説をさせていただきました。
御三家はどこもかしこも真っ黒で、叩いて埃の出ない御家は無いです。
ですが作中であからさまに呪力や術式の有無や優劣に対して差別的な描写が目立っていた禪院家。(あくまでも個人的イメージですが・・・)
真希さんがご実家を○ソ溜まりと断言し、自身の名前を苗字で呼ばれるのを嫌う理由もわかる気がします・・・。
残る御三家の最後の一族、「加茂家」とその「相伝術式」も解説していきたいと思います。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう!!